落 語

2012年

10月

07日

立川談志の『芝 浜』

 昨年(2011年)11月21日、落語家の立川談志師匠が亡くなられました。比較的長寿の多い落語界にあって、75歳という年齢は全く早すぎますし、師匠の在り様を振り返り、その芸風を惜しむなら、夭逝という表現がふさわしいといえるかもしれません。

「野ざらし」で一世を風靡した立川談志師匠ですが、私は『芝浜』を演題として選ばせていただきました。まくら(前ふり)話でのどの不調で声が出ないと語っており、かすれ声が気にかかる感はありますが、表情の芸では、息を忘れるほどに圧倒されます。野暮は言いますまい、とにかく御照覧あれ!

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