地球全体が、世界戦争の余韻からようやく抜けだした'60年代。新たな文化創造の騎手として登場したものを挙げるとき、The Beatlesを欠くことはできないでしょう。
私自身のもっとも古い記憶は、新聞の四コマ漫画です。原子力潜水艦にオカッパ頭の四人組(ビートルズ)がのって、来日するというような内容のものでありました。いま、調べてみますと'66年に原潜の寄港のニュースは無いようですので、そのような可能性を懸念した世相漫画だったのでしょう。いいかえるならば、ビートルズの来日は、原潜寄港という政治的問題と同等に扱われるほどの出来事であったといえるのでしょう。
来日コンサートのテレビ中継も観ていました。家族に「これビートルズなの?」と尋ねて、「これは違うよ」と答えられ、「ビートルズの番組なのになぜ、いないの?」と子供ながらに矛盾を感じていたのを憶えています。
次に私がビートルズに触れることになるのは、しばらく月日が流れ、中学2年の頃の英語の授業でした。担当教師が語学用の大きなオープンリールのテープレコーダーに録音してきてくれて、授業の一環として、聞かせてくれました。”Fool on the hill"とか"Hey Jude"、"Let it be"、"Yellow Submarine"などはいまでも憶えていて、カラオケで唄ったりもしました。
"I don't want to spoil the party"は知り合いのお気に入りということでピックアップしてみました。私自身は知らなかったのですが、詞の内容がいかにもビートルズらしいし、コーラスをうまくに使うところは、これぞビートルズの真骨頂というところでしょうか。
8年だけの活動でしたが、シンガーソングライターとしての草分けともいえるでしょうし、とにかくその曲のバリエーションの多彩さには驚かざるを得ません。彼らの後の音楽は、彼らとの違いを出すのが大変だったのではないかと思います。
I don't want to spoil the party so I'll go.
I would hate my disappointment to show.
There's nothing for me here,
So I will disappear
If the turns up while I'm gone please let me know.
I've had a drink of two and I don't care.
There's no fun in what I do if she's not there.
I wonder what went wrong,
I've waited far too long.
I think I'll take a walk and look for her.
Though tonight she's made me sad,
I still love her.
If I find her I'll be glad,
I still love her.
I don't want to spoil the party so I'll go.
I would hate my disappointment to show.
There's nothing for me here,
So I will disappear
If the turns up while I'm gone please let me know.
Though tonight she's made me sad,
I still love her.
If I find her I'll be glad,
I still love her.
僕はパーティーをダメにしたいんじゃないんだ。だから行くよ・・・
失望しているを見せるのが嫌なんだ
僕のためにここがあるんじゃない。だから消えたいんだ。
僕が帰ったとしても覚えててよね
飲み物は二つ頼んじゃったのに、どうすんだ
彼女がいないここで、僕がなにしたって、楽しくない
僕は悪い方にばかり行く
こんなに待った
僕は歩いて行って、彼女に会ってこようと思ってる
今夜は彼女に一晩中泣かされそうだ
だってまだ好きなんだよ
彼女が見つかったら、うれしいだろうな だってまだ好きなんだよ
僕はパーティーをダメにしたいんじゃないんだ。だから行くよ・・・
失望しているを見せるのが嫌なんだ
僕のためにここがあるんじゃない。だから消えたいんだ。
僕が帰ったとしても覚えててよね
今夜は彼女に一晩中泣かされそうだ
だってまだ好きなんだよ
彼女が見つかったら、うれしいだろうな だってまだ好きなんだよ
この曲をカバーしたロザンヌ・キャッシュは、カントリー歌手のジョニー・キャッシュの娘です。ジョニーはポール・マッカートニーからも、尊敬を受けていました。こう聞いてみると、この曲はカントリーミュ―ジックでもあるのですね。
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