マリリン・モンローといえば、みなさんは何を連想するでしょうか。やはりセックスシンボルでしょうか。グラマラスでセクシーな女性というと、彼女がイメージの基礎になっていることが少なくはありません。それ以前にもそのような女優は存在したのですが、彼女ほど記憶に残された女性はいないでしょう。その証には、彼女が亡くなってすでに50年が過ぎているのに、マリリン・モンローと聞いて、「え、それ誰?」と尋ねる人はほとんどいないはずです。忘れられない人々が話題にし、それを聞いた人がその魅力のとりこになるというくりかえしが幾度も行われたことでしょう。マリリン・モンローという名前は一個人の固有名詞をはなれて、魅力的な女性の代名詞になりつつあるといっても過言ではありません。
そんな彼女がアイドル的存在から、女優としての転換を図ろうと出演したのがこの「帰らざる河(River of No Return)」です。この映画以前の作品での彼女は、作品を作り上げるための演技ではなく、日本のアイドル映画と同様に、単にファンの注目を集めるためのマネキンでしかありませんでした。彼女の演技云々ではなく、グラビアアイドルである彼女が出ていることだけが目的の作品でした。しかし、この映画を転換点として、彼女は明らかに女優として成長していきます。セクシーなだけのグラビアアイドルから、ゴールデングローブ賞の受賞、独自プロダクションの設立など、マリリン・モンローは名実ともに女優になっていきます。そして、その神秘的な魅力を象徴するかのような謎の死、彼女の生涯は神秘のベールをまとったままで、突然のピリオドを打ちました。そんな謎めいたところも彼女が永遠の記憶となった理由なのかもしれません。
彼女の熱狂的なファンのみなさんからすれば、様々な御意見があると思いますが、私は彼女の作品の中でこの作品が一番好きです。なぜなら、この作品に登場するマリリンには、彼女自身が映し出されているように感じるのです。これ以前の作品の彼女は監督の言いなりに演じて、まるでマネキンのようでしたし、この後の女優マリリン・モンローはエンタ―ティナ―として、観客のニーズに応えるプロフェッショナルに徹しているため、素の彼女は微塵も現れません。しかし、この作品での彼女には、演技というものを手探りでつかもうとしている様子が覗えるのです。おそらくは、監督がそういった方向性で撮影に臨んだのでしょう。彼女を作品のパーツとしたのではなく、監督は演者としての彼女を要求したのです。幾度ものtakeが繰り返されたでしょう。その中で苦悩し、葛藤し、そのベストを作品の中に残しています。もちろん、演技者としては舞台裏を気づかせてしまうことは未完成であることの証であることには違いありません。でも、セクシーアイドルとして、やむなく人に媚びることも辞さない選択をしてきた彼女が、演者として、自らの演技で観客を魅了しようと努力している姿には思わず応援したくなってしまいます。グラマラスな彼女の肉体は、この作品以前までは主軸にありましたが、この作品からは明らかにわき役に回ります。そこには表現しようと必死にあがく、一人の人間がいたのです。
この作品のストーリーも、そんな彼女の女優への転換を象徴するようなものになっています。ゴールドラッシュに沸きあがるキャンプの酒場での歌手ケイは、美貌とお色気で観客を魅了していましたが、ミシシッピー川を下る中で明らかに成長し、運命による別れを経て、歌だけで観客を魅了する歌手になっていきます。そんな彼女にさらなるサプライズが・・・・。これはご覧になってみてのお楽しみです。
One silver dollar
Bright silver dollar
Changing hands
Changing hands
Endlessly rollin'
Wasted and stolen
Changing hands
Changing hands
Spent for a beer he's drinkin'
Won by a gamblers lust
Pierced by an outlaw's bullet
And lost in the blood red dust
One silver dollar
Worn silver dollar
Changing hands
Changing hands
Love is a shining dollar
Bright as a church bell's chime
Gambled and spent and wasted
And lost in a dawn of time
Ooh-ooh
Ooh-ooh
One silver dollar
Worn silver dollar
Changing hearts
Changing lives
Changing hands
I've looked around the country and I've seen it all
And what I want, I'm ready to name
It's big and strong and handsome and it's 6feet tall
I'm gonna file my claim
I've stuck a real bonanza and he's rough and rash
But what he's got, I'm ready to tame
He's worth a fancy fortune but It's not in cash
I'm gonna file my claim
I got the fever, ooh, the fever
But not for gold in the ground
I want the title to something vital
That I can throw my fences around
A girl should never hustle with a pick and pan
To dig for gold, that isn't her game
I'll find the man who's found it then I'll get that man
Who's gonna help me file my claim, I gotta file my claim
Ooh, looking for nuggets? Ooh, mush
A,B,C,D, who's gonna file me under love?
There ain't a man, not a single man
There ain't a man alive who wouldn't trade his gold
For what it takes to stay in the game
So have your fun and spend before you get too old
Who's gonna help me file my claim?
Who's gonna help me, help, help me
Who's gonna help me file my claim tonight
Mm… hum….
If you listen, you can hear it call
Wailarie,
There is a river called the river of no return
Sometime it's peaceful and sometimes wild and free
Love is a traveler on the river of no return
Swept on forever to be lost in the stormy sea
Wailarie
I can hear the river call
(No return, no return)
Wailarie
I can hear my lover call
Come to me
I lost my love on the river
And forever my heart will yearn
Gone, gone forever down the river of no return
Wailerie, wailerie….
He'll never return to me
never
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